つなぎの4番とは
・理想の4番
理想の4番と言えば多くのランナーを返す。ですので一番得点が入る本塁打を求められるのです。
最初に思いつく4番打者と言えば、松井秀喜選手・柳田悠岐選手なでが思いつくと思います。高打率で本塁打も多く打てる選手がなるケースが多いです。
存在感も必要だと思います。野球とは4番で決まるというのもあるのでとても重要です。
例えばですが、打率2割で本塁打を年間30本打てたとします。このバッターは果たして4番に相応しいかと言うのは疑問に思えてきます。
何故なら4番打者は本塁打を打つことを求められますが。得点を取らないといけないからです。
野球は打者が打つことが出来る打席数はおよそ一試合平均4打席から多くて5打席ですので単純計算2割バッターなら一試合ヒットを一本打つか打たないかと言うところです。
これでは年間考えてどれだけチームに貢献出来たかと言う疑問が起きるわけです。
それを見ると4番打者に必要な事得点圏でどれだけ多く点数を取れるかが肝になってくるわけですね。
・野村克也さんの4番とは
こんな名言があります。
『エースと4番は育てられない』
4番を務める打者はみな、即戦力として入ってくる。つまりドラフト下位で指名してチームの核となる4番にまで成長していった選手はなかなかいない。それはど4番打者を育てるというのは難しいものである。エースも同様である。
この言葉がものがたるように4番打者とは天性のものである。ということです。
過去に遡ると4番打者としてドラフト1位で取られるケースが多くその人が持っているオーラと言うのも必要になってくるわけです。
なので4番打者に困ったチームは助っ人外国人選手になる事が多いいです。
それほど4番打者になるのは難しいことでチームの核になる選手なのです。
・つなぎの4番の代表格といえば
僕の思う代表的なつなぎの4番打者と言えば、サブロー選手です。
あの千葉ロッテマリーンズのマリンガン打線です。
マリンガン打線とは、2005年に監督を務めていたバレンタイン監督が作った打線を繋げて大量得点を取る打線です。
1番西岡
2番堀
3番福浦
4番サブロー
5番マット・フランコ
7番李承燁
8番里崎
9番今江
この打線は強力で一番西岡が出ると盗塁を仕掛けて2番堀が繋ぎ一三塁の場面を作るとここから3割バッターが続く打線です。
7番李承燁の本塁打で一掃すると。待ち受けているのは8番里崎9番今江の3割バッターがまた続きます。
ここに守備の名手小坂が控えており。右投手の場合は1番小坂2番西岡と言う打順にし内野守備も鉄壁でした。
この中でも地味ながらも活躍したのは間違いなくサブロー選手でした。打率が高く4番打者にしては打点も少なく、本塁打も多くは無かったですがこの役割をちゃんとこなし日本シリーズ優勝・交流戦1位などに貢献しました。
サブロー選手の言葉も印象的で
『4番と言えばホームランが打てて打点を稼げるパワーヒッター。僕は違う。何番でも自分の仕事は一緒と言い聞かせた。』
と言っておりあくまで4番目の打者。回の先頭ならまず出塁、走者がいれば本塁に返す。状況に応じて結果を出せばいい。当たり前の心持ちが「つなぎの4番」の存在感を高めた。
そうです。
・今後の未来
野球は進化しこのようなケースは増えてくると思います。
ラミレス監督もデータ重視でバレンタイン監督と同じような事を考えているのではないかと思います。
2番打者最強打者理論やボールフライ革命などいろいろなデータで戦術変えていくと思います。
なのでチーム事情によってはつなぎの4番が多くなるかもしれません。
僕は本来の4番打者が好きですが皆さまどう思いますか?
今後の未来の野球を楽しみにしております。